シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う 5話考察
*ネタバレしております。ドラマを先入観なく楽しみたい方は、視聴後に目を通すことを薦めます。
4話までは1話完結型でミスパンダが、グレーゾーンに白黒をつけていました。しかし、5話になって完結しなくなりましたね。そして、飼育員直輝とミスパンダ🐼を脅かす組織も出てきました。どうなっていくのでしょうか。不可解な点も覚えている範疇で挙げつつ私なりに考察します。
1.浜口死刑囚を連れ去った偽飼育員と偽パンダの正体は?
A.兄妹の二人
兄妹の二人ではないかと思う。神城らのインタビューで、浜口に対して妹が『殺したい』と呟いていた点からも推測はできる。
偽業者が直輝らを嵌めた目論見は定かではないが、おそらく本物のミスパンダ🐼は、これまで白黒はつけたものの殺した前例はないことや、死刑囚を逃した生放送から浜口を殺してくれないと思った。それらを利用して陥れるために、本物がやったように見せかけたのだろう。
その光景を隠し撮りして公開した。
2.残虐な仕打ちをした(ように捉えた)ミスパンダ🐼と飼育員さん
二人の存続が脅かされ、完全に世間からは敵視された。
1のトラップにより、依頼元のMr.ノンコンプライアンスは失望した。これから先、依頼をすることはないだろう。
それとは別に、前話でコアラ男から『直輝とリコが図書館で抱擁している姿』を収めた1枚を見ているあずさは、兄のいちろうだけに、森島への恨みを伝えている。父に秘密にしている理由は、コアラ男が一郎だからだろう。父にあずさのことがバレてはいけないから。だから、HPの相関図にも出てないのではないか。
3.門田を殺したのは誰か?
①COBINの加賀店主 →❌
『リコとレンを論文完成の実験台に利用していた』と門田から知らされたので憤りを堪えきれなかった。殺すという動機はある。しかし、それでは門田先生の電話の口調が柔らか過ぎる気がする。
手を洗うシーンがあったが、あれはミスリードなのではないか。
②森島直輝 →❌
『門田がレンにリコと思わせる催眠をかけていることを知る直輝が、目的のためなら手段を選ばずに邪魔者の門田を殺した。』門田にリコを利用しているのではないか、と詮索されるのを防ぐために殺した。はあり得そうだ。
なぜなら、リコから「門田先生が森島さんには近づかないで」と直輝は、言われていたからだ。(恒例の催眠シーン前)
しかし、これも①の加賀店主と同じく、直輝に対しての電話にしては、口調が優し過ぎると思う。
③川田レン(リコ) →可能性あり
『直輝に催眠をかけられ門田を殺すように命じた』としたらどうだろうか。
「自分の正体は何なのか白黒はっきりさせよう」と。ミスパンダに言った『君は単純でいいな(予測:直輝の本音:君はもっと複雑な事情を抱えているのに呑気だな)』と何らかの繋がりがあるとしての推測です。
5話の最後の直輝が一瞬口がにんまりしたのは、ミスパンダ(リコ)よくやったなという確証からなのではないか。電話の口調もリコが相手なら、門田先生は来てほしかったのだから違和感はない。
ただ、リコは先生が死んだことを予告で悔やんでいる。それは演技なのか否かが問われる。
④加賀店主から要請され川田麻衣子が殺した→○
私が一番怪しいと踏んでいる人物。加賀店主と話しているシーンがあったが、そこで加賀店主が、『リコは先生の論文の実験に利用されている』とレンとリコは入れ違いで記憶されている旨を母に明らかにしないまま伝えた。それを許さなかった母が、看護師が見てない隙に先生の部屋に行って殺した。
話している時の母の様子は錯乱しており落ち着きがなかったから、今言えば殺してくれるし、落ち着いたら俺(加賀店主)が言ったことを忘れてくれると企んだ。利用されるリコとレンの人権を守るためにも殺した方がいいと説得させられた。
門田先生は川田母をコントロールしている為、従順で邪魔してこない良い人として捉える。電話の口調も違和感がない。
私の考察は、"川田麻衣子が殺した"です。